好きをはじめました。

50を手前にして、好きにチャレンジ!わたしのための備忘録。

15年前の自分へ

 

買い物していたらある親子に遭遇した。

「ねぇ、お母さん聞いて!話を聞いてってば!!」

その小さい子は大声で泣きながら母親に何度も繰り返し訴えていた。

 

「聞いてるでしょ?!で、何なの?だから何??」

母親は買い物を続けていて、子供と目線を合わせない。

 

 

それを見て胸がキュッと締め付けられて苦しくなった。

「あ〜あ、私も子供が小さい時、きちんと見てあげることができなかったなぁ」

と後悔の念が押し寄せてきた。

 

 

 

子供がずっと欲しくて、

でもなかなかできなくて。

だからお母さんになれた時は、本当に喜んだ。

 

 

その時に私がよくハマる

 

「失敗したくない」

「できない自分は受け入れられない」

 

これが私を苦しめた。

 

 

当然育児書はよく読んだし、

ネットでいろいろ調べたりしたし、

そこに書かれたことができるように頑張った。

 

 

結果、

 

すごく疲れた。

 

 

子供が小さい時は自分の時間なんてほとんどなかったし、

予想外のことがホント、よく起こる。

疲れてるからイライラして怒りまくったりして、

 

「何で言うこと聞いてくれないの?」

「何でちゃんとできないの!!」

 

子供を、旦那を

そして自分を責め立てた。

 

自分がいっぱいいっぱいだから

「今はちょっと勘弁してよー!!」って

よくそう思ってたなぁ。

 

 

 

 

でもね、

今だから思うんだよね。

少しぐらい話を聞いてみてもいいんじゃない?って。

 

自炊を少し減らして惣菜を買い足してさ、

代わりに子供と向き合う時間を取ってもいいよね。

 

手作りを、ちゃんと栄養のあるものを食べさせることが大事。

そう思ってた時期もあったけど、

子供との時間を犠牲にするほど、大したことじゃない。

子供との時間って無限じゃないんだよね。

プレシャスなんだよ。

 

 

今、私の子供たちはだいぶ大きくなっちゃって、

一緒にいられるのもあとちょっとかな〜。

だから子供と過ごせる時間がとても愛おしく感じるようになった。

今さらかよ。

 

 

あの親子を見て

「もっと子供と向き合う時間を取ってれば良かったなー」という後悔と、

「昔の自分のようにあのお母さんも疲れてるのかなー」という風に勝手に想像して、

二人を抱きしめてあげたいなーと思った。

 

「大丈夫だよ〜」って。

 

そして、

15年前の私にも

同じことを言って抱きしめてあげたい。

大丈夫だよ~